2020/02/21
体内の老廃物を排出してくれる役割りをもつ「リンパ」。
首以外の複数箇所にもリンパ節がありますが、リンパの流れが詰まり滞ってしまうと様々なトラブルを引き起こす原因になります。
今回はリンパが滞ることによって起こる症状やリンパの流れを良くすることによって得られる効果やマッサージ方法についてお伝えいたします。
リンパの流れが滞ると皮膚の下に古い水分が溜まってしまい、むくみやたるみの原因になります。
リンパの構造は、リンパ管と呼ばれる管があり、疲労物質を流しているリンパ液が流れています。リンパがしっかりと循環していないと、血液中に流れているリンパ液が滞留してしまうことによって身体に悪影響を与えてしまい、むくみやたるみになって現れてしまいます。
リンパが滞ることによりたるみが起こってしまい、二重アゴを引き起こす原因になります。
首もとのリンパは、顎周りまで通っており、その部分のリンパ液がしっかりと流れていないと顎周りのたるみに繋がり、更に血流不足の原因から筋力低下や姿勢の悪さを引き起こします。
リンパは老廃物を流してくれると前述しましたが、リンパが詰まると肌の組織を入れ替える流れが悪くなり、しみやハリが無い皮膚を形成してしまうため注意しましょう。
老廃物が流れないことにより、身体の治癒力も段々と衰えてしまい、日々の疲れが取れない体になってしまい、結果的にリンパの滞りも解消せず、疲れも取れないという悪循環に陥ってしまいます。
運動不足だと、血液が身体の末端からしっかりと上がらずリンパが滞る原因となります。リンパの構造は、手先や足先など身体の末端部分からリンパ管が始まっており、身体全身にリンパ液が流れています。
そのリンパ液は末端部分から中心に向かって流れていくのですが、運動をしていないと流れを上げることはできません。何故ならリンパ液を身体の隅から隅まで送るためには筋肉が活発に動かす必要があるためです。
運動しているとリンパ液の生成もスムーズになり、リンパが起因となる悪い症状を改善できます。
リンパが身体中を流れる為には、流れる環境を作ってあげることが大切です。姿勢が悪いと、どこかの部位の筋肉に偏って負担をかけてしまっていたり、血液やリンパを圧迫して滞ってしていることが懸念されます。
元々背筋はスムーズなS字のカーブの形をしていることが大切で、猫背の姿勢や肩が前に入り込んでいる姿勢を取ってもいけません。こうした姿勢は本来ならば、身体を維持するための姿勢ではなく、血管やリンパ管に支障を悪い影響を与えてしまうため、改善するべきことです。
最近ではデスクワークの人が多くなり眼精疲労の方が増えています。
現代人のほとんどが眼精疲労になっているといっては過言では無いでしょう。原因には、パソコンスマホの見過ぎで知らぬ間に目を酷使していることが考えられます。
眼精疲労が続くと、頭の深部に存在するリンパの始まりにも不調が生じ、リンパが滞ってしまう原因になります。
前述したように、むくみやたるみというのは身体の循環の悪さから起こった症状です。リンパの滞りが改善することによって、むくみやたるみが改善されます。
むくみやたるみの原因が病的なもので無い限り、疲労と共に血液とリンパの廻りの悪さが重なって起こってしまったものなので、改善の余地があります。むくみやたるみが改善されるとその後のコリや身体の不調の改善に繋がっていきます。
肌の不調というのは、体内の老廃物が上手く除去やろ過出来なかった事であらわれた症状です。
肌は上から隠すことはできますが、内側から改善をすることはなかなか困難です。しかしリンパの流れに注意していると、身体も老廃物の除去やろ過が活発になり、肌の調子の改善を期待することができます。
リンパの流れを改善することができたら、血流やリンパ管の通り道を改善することとなり、次第に姿勢の改善にも繋がります。
首のリンパは鎖骨に繋がり、鎖骨は胸の周りから腕の周りのリンパにも繋がるため、リンパの流れが改善されれば、首のリンパから胸、腕の周りまでの改善に繋がります。
肩が前に入ることも無く、胸の位置が高くみえるようにもなるためバストアップ効果も併せて期待することができます。
首周りのリンパは、側頭部から始まり、そのまま下に降りてゆき、耳周り、首周りを通って鎖骨周りを通っています。
元々リンパは身体の先端から始まり、心臓方向へ血液中の不純物や老廃物を運んでいく器官です。そのため、マッサージをおこなう際も頭部からスタートします。
マッサージは側頭部から始めて、側頭部全体をほぐします。末梢のリンパ管が側頭部全体に始まっており、そこがほぐれてこないと首へしっかりリンパが循環していきません。耳の後ろにもリンパが通っているため、スパをおこなってもらう人にしっかり解してもらいましょう。
状況にはよりますが、マッサージを受けることによって体調を悪化させるさせる可能性もあるため、頭痛の症状や熱など体調が悪い時は、マッサージを受けるのは避けましょう。
マッサージは血流を良くするためにおこなうものです。仮に頭痛の際にマッサージを受けてしまった場合、血液の循環を上げてしまうとより頭痛が悪化してしまう原因になります。血管性の頭痛だった場合は片頭痛にあたります。
また熱が出ている際は、体温が上がるためマッサージをおこなうと身体の中の血液量が過剰に反応していまい、体調が悪化する原因になります。
マッサージといえば、強くしないと効果が出ないと思ってしっかりおこなう方も見えるでしょう。しかし、首のリンパマッサージはさする程度の強さで一方的に流すようにしてもらうことが大切です。体調面にも配慮しながら、無理をせずにマッサージを受けましょう。マルールでは、日々の疲れやむくみ、たるみなどを改善できるマッサージの提供をいたします。